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天国でデュエットしてるかな? 2010/12/23

Posted by Master in Music Book.
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夜更けに何か音楽を聴きたくなって、レコード棚を漁っていて見つけたアルバム。

“CLASSIC DUETS – Marvin Gaye & His Women” (MOTOWN)

マーヴィンが生前デュエットした4人の女性歌手、ダイアナ・ロス、メアリー・ウエルズ、キム・ウエストン、そしてタミー・テレル。このアルバムにはタイトル通り、彼女たちとの極めつけのデュエット・ナンバー21曲が収められています。
♪with ダイアナ・ロス…デュエットと言いつつ、実は二人が実際に顔を合わせることなくレコーディングされたといういわくがあります。本人たちが望んだのではなく、販売戦略上の所謂「企画もの」的な印象はぬぐえません。とは言え、”My Mistake (Was To Love You)”はかなりいい出来です。
♪with メアリー・ウエルズ…発表当時はメアリーの人気にマーヴィンが便乗する形でした。口論する恋人たちに扮して歌われる”What’s The Matter With You Baby”が何とも楽しい雰囲気で好きだなぁ。
♪with キム・ウエストン…マーヴィン&キムと言ったらやはり、”It Takes Two”でしょう。こういう曲を聴くとウキウキしてきます。あ、”It’s Got To Be A Miracle (This Thing Called Love)”のような「しっとり系」もイケます。
♪with タミー・テレル…この4人の中で最もマーヴィン自身の思い入れが強かった相手。タミーが24歳の若さで夭折してしまった後、マーヴィンはショックのあまり約1年間音楽制作が手につかなくなってしまったというエピソードが印象的です。ヒット曲も多くて”Ain’t No Mountain High Enough”をはじめ、”Your Precious Love” “Ain’t Nothing Like The Real Thing” “You’re All I Need To Get By” “Two Can Have A Party”などの熱いデュエットがここで聴けます。ちなみにタミーの死期が近付いて歌えなくなっていた時に彼女の影武者としてマーヴィンの相手を務めたヴァレリー・シンプソンによる歌も収録されています(発表時はあくまでもマーヴィン&タミー名義でしたが、後にマーヴィンが「実はあれはタミーじゃなかった」と告白)。

しかし…

BabyだのDarlin’だのHoneyだのSweetheartだの連発されるこういう歌を聴いていると、なんとなく人恋しくなりますね~。

でも「君に恋してしまったのがそもそもの間違いだったのさ」なんて台詞は、とてもじゃないけど言えません(笑)。

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