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TAROに会いに行く。 2011/04/25

Posted by Master in Down on the corner..
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東京メトロ東西線の竹橋駅で降りた先にある、東京国立近代美術館。

一昨年夏にここで開かれていた『ゴーギャン展』以来、久しぶりに足を運びました。前回は千鳥ヶ淵方向から歩いてきたのですが、この日は皇居を左手に見つつてくてく歩いて、先月予定しながらも震災の影響で臨時休館を余儀なくされて見られなかった『生誕100年 岡本太郎展』を鑑賞して来ました。

日曜の昼下がりとは言え、意外なほどの人出でチケットブースには長い列ができているうえ、どうやら入場制限もしている様子。

岡本太郎ってこんなに人気があったんだ?と少々驚きつつ列に並んで、美大生かデザイン学生らしき若者・美術好きのお父さん・展覧会マニアの婦人グループ・訳あり風カップル…客層の広さを感じさせる人々を眺めて待つこと約10分、入口の扉をくぐりました。

90点近くに及ぶ展示作品の中で特に印象に残ったのは……

『コントルポアン』(1935/54)
以前展示中に鉄パイプで切り裂かれたことがあったというエピソードで有名な油彩。「対位法」を意味するタイトル通り、異なる筆致で描かれた左右のモチーフが黒い背景に浮かびあがる作品。


『傷ましき腕』(1936/49)
この腕の持ち主の性別は?筋肉質な感じからは男性的だけれども、大きなリボンのもチーフや色合いからは女性も感じられるし…。


『反世界』(1964)
世間一般の「美しい」という最大公約数には目もくれず、ひたすら対決姿勢を貫いた彼ならではのド迫力作品。初期には見られなかった表現手法の違いが生々しくて、作品の前を離れ難かったです。


『午後の日』(1967)
やはりルーツは縄文土器やハニワなのでしょうね。与えられたタイトルに素直に頷ける作品です。

これらの他にも、核の炎に焼かれる人間を描き、ゴーギャンか!と唸りたくなる大作『明日の神話』、ある種コミカルでさえある『森の掟』、スター・ウォーズに登場するピット・ドロイドみたいな『河童像』、そしてもちろん『太陽の塔』や『座ることを拒否する椅子』も鑑賞できます。

「対決」をキーワードに構成されたコレクションの配置は、単なる時系列やジャンルごとの展示と違って、とてもとても興味深いものでした。
ご興味のある方はぜひ。

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コメント»

1. 暗ヲ - 2011/04/26

岡本太郎の作品は太陽の塔しかしりませんでした。
あとはコマーシャルの「芸術は爆発だ」「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」とか。
いゃあ色鮮やかで強烈な作品を描いてるんですね~。
こういう感性を見ると、芸術家の頭の中を覗いてみたくなります。

Master - 2011/04/26

>暗ヲさん
会場では「芸術は爆発だ!」のCF(マクセルのビデオテープ)が流れ、『顔のグラス』も展示されていましたよ。

仰る通り、鮮やかで強烈なインパクトを持つ作品が多く、否応なく目を奪われます。

ホントですよね~。
自らの感じたものを、頭の中のどんな変換装置を通って作品化してるのでしょうね(笑)。

2. ひま♪ - 2011/04/28

おぉ太郎ちゃん(笑)
芸術の春か

彼がこんな素敵な絵を描いてたなんてビックリです。
テレビでは一風変わったふざけたキャラのおじさんだったから。
一番下の頬杖ついた作品良いですね^^ホッとします

Master - 2011/04/29

>ひまちゃん
目をぎょろつかせて、妙に力んでいるような感じのね。

なんだか午後の陽射しの中で寝転んでいるイメージ。
日向ぼっこをしながら楽しいことでも考えているのか、幸せなものを見つめているのか…。
目も口もぽっかり開いた「穴」なんだけど、とても豊かな表情を感じると思わない?


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