jump to navigation

『フェルメールからのラブレター展』 2012/01/20

Posted by Master in Art, Down on the corner..
trackback

正直、渋谷という街はあまり好きではありません。
20代の頃は毎日のように通ったし、アパレル関連の仕事をしていた頃は視察や営業のために足を運んでいました。
どうして好きではなくなってしまったのかな…。同じ東京の繁華街なら新宿や銀座のほうが居心地がいいです。
そんな渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムに『フェルメールからのラブレター展』を鑑賞しに行ってきました。

17世紀オランダの画家たちが描いた、手紙を中心とする当時のコミュニケーション風景がテーマになった作品が、約40点集められています。
目当てはヨハネス・フェルメール作の3点。
展覧会のタイトルにもなっているように、フェルメールは本展の目玉でもあります。
ピーテル・デ・ホーホやヤン・ステーンら、初見の画家たちの作品を観ながら順路を進むと、メイン展示室の壁にフェルメールの作品が強いオーラを放っていました。

まずは『手紙を書く女』

印刷された画集では映し出せない明暗のコントラストに驚きました。
こちらを向いた女性の上半身に当たる光線が、これほどまでに強さを感じさせるものだったとは意外でした。
そしてさすがだと思ったのは、光は画面左から射し込んでいるのに、背景は左側の方が暗くなっていること。

次は『手紙を読む青衣の女』

修復され本来の色を取り戻したという、目玉中の目玉。初来日です。
ラピスラズリを原料にした独特の青が目を惹きます。
手紙を読んでいる女性は妊婦でしょうか。大切に両手で持った手紙に視線を落とす横顔が、いろいろと想像を刺激してくれます。
描かれているものも色数も少ないのに、これほど印象に残る作品はありませんね。

最後は『手紙を書く女と召使』。

これは各部分の色分けや輪郭がくっきりしており、どことなく新鮮な印象を受けました。
女主人が手紙を書き上げるのを待っているのでしょう。窓に視線を送る召使は何を見、どんなことを考えているのでしょうか。
床に落ちているのは書き損じ?

フェルメール目当てで行った展覧会ですが、そのほかの作品の数々も興味深く楽しめるものでした。
3月14日までの開催です。
興味のある方はぜひ。

広告

コメント»

1. ひま♪ - 2012/01/21

ラピスラズリってあの青い石のこと?

絵の青も独特な色を出しているようですね。
是非実物見てみたいな^^

Master - 2012/01/22

>ひまちゃん
そう。石。
この独特の青が「フェルメール・ブルー」と呼ばれてる色。
一度見たら忘れられない色だよ。

2. うさぎ - 2012/01/21

この絵はつい最近も日本へ来ましたよね?上野あたりで見た覚えがあるのですが。。。なんか、しょっちゅう来日している気がします。
やはり渋谷という土地は躊躇しますね。

Master - 2012/01/22

>うさぎさん
『手紙を書く女と召使』は3年前(だったか?)に来日してますね。
フェルメールはここ数年来、人気が高騰してますから、メディア等でも目にする機会が多いと思います。

3. うさぎ - 2012/01/23

フェルメールの絵は大きくないので、郵送面からも扱いやすいのかもしれませんね。写楽やフェルメールなど作家自体がミステリアスなものを日本人が好むという理由かもしれませんが。

Master - 2012/01/24

>うさぎさん
日本でのフェルメール人気…。
わかり易さとミステリアスさの同居、でしょうか。
抽象的過ぎたり、観念的過ぎたりするものは受け入れられにくいのかもしれません(シャガールでさえたいして話題にならなかったし、モンドリアンなどはもっての外?)。
映画『ハーブ&ドロシー』の世界はアメリカならではでしょうし。

4. ひろ - 2012/01/25

こんにちわ お久しぶりです。お元気そうで何よりです
あの人の野生のネコから同居になったクマニャンの足跡から来ました。

この絵画 感動しました。ルノアールもシャガールも見たけどそれらとは違う光と影を見事に捕らえていて 絵の具の色をを何から取るって宝石と言うか鉱物から 日本にはない色なんでしょうね 

送り出した兵士(恋人?)への手紙 船便でしか送ることが出来ない昔
相手に手紙が届いて自分の所に返事が来るまでかなりの月日が経っています  もしかしたら遠くに行った彼からの手紙が第一報 半年以上たっての妊婦であろうその人の父親だったかもですね

今簡単にやり取りできる時代とそうでない時代 
貴重な手紙と時間 ものすごく愛しいですね

Master - 2012/01/25

>ひろさん
こんにちは、お久しぶりです!

ラピスラズリを顔料にするという発想がその当時一般的だったものなのか、そうでなかっとしたら色に対する探究心には感心してしまいます。

ひろさんも想像力を刺激されましたか?
『フェルメールからのラブレター展』は宮城でも開催されていましたね。
フェルメールはドラマを感じさせる作品が多いですね。


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。