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『灼熱の魂』鑑賞 2012/02/14

Posted by Master in Movies.
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『灼熱の魂』 “Incendies” (2010/Canada, France)
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作:リュック・デリ、キム・マクロー
出演:ルブナ・アザバル、メリッサ・デゾルモー=プーラン、マクシム・ゴーデット、レミ・ジラール、他

カナダ・ケベック州に暮らすジャンヌとシモンの双子の姉弟。
どことなく不可解な印象を持ち、他者とのかかわりに背を向けるような生き方をする母親ナワルは、ある日姉弟に遺言と二通の手紙を遺して他界した。
二通の手紙は姉弟がまだ見ぬ父親と兄に宛てられたもので、ナワルの遺言とはその手紙を父と兄に届けて欲しいというものだった。
ジャンヌとシモンは託された手紙を届けるべく母の祖国へと赴き、謎に満ちていた母の生い立ちや家族が辿った運命を知ることになる…。

ナワルが生まれた中東は、宗教対立と政治対立が蔓延し、市民を巻き込んだ内戦状態にあります。
そんな中で彼女は許されぬ恋に落ち、生まれ育った家を追われ、辿りついた先で過激な政治活動に身を投じ、思いもよらない出来事の波にのまれていきました。
映画はナワルが生きた過去と、母親の足跡を追う姉弟が移動する現在とを交互に見せながら展開します。
母親の波乱に富んだ生き様が明らかになるにつれ、動揺し傷つき混乱する姉弟。
姉は冷静に受け止めようとしますが、弟は現実を見据えることを躊躇します。この対比がとても上手く描かれています。
ちょっと弟の出番が少ないかなと思いましたが、終盤で明かされる事実に驚愕するシーンは印象的でした。

詳述は避けますが、この親子に課せられた運命、これがとてつもなく重い。
悲しくも恐ろしい、あまりといえばあまりにも過酷。
親から子へと託された重荷は、自分だったら耐えられるかどうかわかりません。
どんな重荷を背負うことになったかは、ぜひ劇場で確かめることをお勧めします。
壮絶ですよ。

私的評価=★★★★

劇中の二ヶ所で流れる音楽、どこかで聴いたことがあるなと思ったら、レディオヘッドの”You And Whose Army?”でした。
偶然にもこの曲は数年前に1枚だけ買った彼らのアルバム”AMNESIAC”に収録されていました(当時話題になっていたので聴いてみたのですが、自分の耳には馴染まず放っておいたのです。映画館で再会するとは思いませんでした。苦笑)。
下の写真に写っているのはそのアルバムです。

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