jump to navigation

『ミッドナイト・イン・パリ』鑑賞 2012/06/03

Posted by Master in Movies.
trackback


『ミッドナイト・イン・パリ』 Midnight In Paris (2011 / Spain, U.S.A.)
監督:ウッディ・アレン
脚本:ウッディ・アレン
製作:レッティ・アロンソン、スティーブン・テネンバウム、ハウメ・ロウレス
出演:オーウェン・ウィルソン、マリオン・コティヤール、キャシー・ベイツ、エイドリアン・ブロディ、カーラ・ブルーニ、レイチェル・マクアダムス、マイケル・シーン、他
鑑賞:劇場

懐古趣味の青年脚本家ジル(オーウェン・ウィルソン)が、現実派の婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)と共に訪れた芸術の都パリ。
二人の仲がギクシャクした夜、独り街をさまようジルは深夜のパリで1920年代にタイム・スリップし、往年の芸術サロンで夢に見た憧れの芸術家たちに遭遇する。
ガートルード・スタイン(キャシー・ベイツ)が主宰するサロンにはフィッツジェラルド夫妻やアーネスト・ヘミングウェイ、パブロ・ピカソらが集い、コール・ポーター、サルバドール・ダリ、T・S・エリオット、アンリ・マティスといった面々とも出会う。
そして芸術家グルーピーのアドリアナ(マリオン・コティヤール)と意気投合、ジルは彼女の魅力にはまり往年のパリへの憧れをますます強くしていく。
そんな彼の様子にイネズは不満を募らせ…。

※※※※※

設定と配役、音楽と映像、それぞれが収まるべきところに収まった、とてもよくできた作品でした。
これならアカデミー脚本賞受賞も納得です。
アレン監督ならではのユーモアも適度で、泣かせる要素こそないものの、鑑賞後はポジティブな気持ちになれます。
アレン監督お得意の人種ネタやセックス・ネタのジョークは控えめで、アクの強さとか毒気は薄く、万人受けする作品と言えるでしょう。

お話のポイントはジルの懐古趣味にあります。
不思議な体験から趣味が高じるにつれ、イネズを始めとする「現実社会」とのギャップが広がり、アドリアナに恋するに至って浮世離れは最高潮。
まぁ、そのアドリアナこそがその後のジルの考え方を左右する役どころでもあるのですが(どういう意味かは観てのお楽しみ)。
人は誰しも懐古趣味とは言わないまでも「昔はよかった」的な思いを抱くことがあると思います。
自分自身も半世紀近く生きてきて、ついついそんな思いにとらわれがちですが、この作品は心に潜む「痛いところ」をチクッと刺激してくれるものでした。

オーウェン・ウィルソンは神経質な夢想家を演じていましたが、ハリウッドでの成功者という雰囲気は薄かったな。
ヒロイン役のマリオン・コティヤールは実際にパリ生まれと言うこともあってか、街並みに溶け込む感じが自然で素敵でした。
劇中に出てくる実在した著名人は実際に会ったことがないので(当たり前だ!)、それぞれが適役かどうかは判断しかねますが、こんな感じだったのだろうなと違和感なく観ていられました。

先日観た『アーティスト』のときに感じた「映画っていいなぁ」との思いをあらためて感じることができました。
大作でも衝撃作でもないけれど、素敵な映画をお探しなら迷わずお勧めします。
そうそう、ゴッホの『星月夜』をモチーフにしたポスターもなかなか素敵です。

私的評価=★★★★+

広告

コメント»

1. ひま♪ - 2012/06/03

よく知らないから予告見てきました。
なるほど……タイムスリップとはこれまた意外な設定です。

確かに!アレン監督は毒気満載だったりしますね。
私が見たアレン毒気たっぷりな映画だと『人生万歳!』‥‥これは面白かった
万人受けしないですが

これは近くでやってないから観ないかなぁ〜!
心に留めておきますチャンスがあれば♪

Master - 2012/06/04

>ひまちゃん
いわゆるロマンティック・コメディ。
アレン作品を理解できるのはユダヤ系アメリカ人だけって言われるけど、これは映画の基本としてお話(脚本)がよくできているので、そういうこと関係無しに楽しめた。
『人生万歳!』は面白かったね!
あれも冴えない男と利発な女のお話だった。

チャンスがあれば、ぜひ観てくださいな♪

2. しまこ - 2012/06/04

いきなりのポスターがいいですね^^
よし!行くぞ~~!(はやく来ないかなぁ~)
カーラ・ブルーニってあのサルコジサンの奥さんですよね?

Master - 2012/06/04

>しまこさん
ほい、このポスター、わりといい感じでしょ?
映画にはゴッホは出てこなかったけど、ゴーガンやロートレックは出てきた。

そうそう、大統領夫人です。
パリの美術館のガイド役として出演してた!

3. cumin - 2012/06/12

この映画は飛行機の中で見ましたよ~、良かったです☆
アレン監督にしては楽しめた映画でしたww
(昔見た映画は複雑で退屈だったような?題名も覚えてません

でもこれはホント、素敵な映画でしたネ~

Master - 2012/06/12

>cuminちゃん
ああ、これはcuminちゃん好みかもしれない。
アレン監督の映画は当たり外れあるし、変にインテリ臭いのがあるからね。
これは素直に面白かったです。


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。