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棚から1冊~『シュレディンガーの哲学する猫』 2012/07/11

Posted by Master in From my bookshelf..
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『シュレディンガーの哲学する猫』
竹内薫、竹内さなみ 共著
中央公論新社

シュレディンガー?何それ美味しいの?
哲学?ソクラテスとかサルトルとか出てくるの?
猫?あのにゃーにゃー鳴く四足動物?

「シュレディンガーの猫」というのは物理学者のエルヴィン・シュレディンガーによる量子学の思考実験のことで…と言われても「なんとなく聞いたことがあるかもしんない」レベルの当方にはほとんど理解できず、本書を読んでも「だからそれは何?」という疑問は解決しません。
タイトルを見直してみましょう。
『シュレディンガーの哲学する猫』
シュレディンガーの「哲学する」猫、ですね。

本書は量子学について書かれたものではなく、古今東西の哲学者の考えを章立てに紹介する、哲学の入門書的な位置付けになっています。
本文に登場するシュレディンガーの猫・通称シュレ猫は哲学者や思想家の言葉を語り、主人公たる作家との対話を通して哲学の面白さを読者に紹介してくれます。
とは言え全くの入門書と言うには敷居に蹴躓く部分もありまして、己の理解力の未熟さに苦笑しながら読みました。
かなり噛み砕いてくれているのだろうな、という感じは十分に伝わってくるのですけれども。

ソクラテスやサルトルに混じってレイチェル・カーソンやサン・テグジュベリが採りあげられている章は、全く未知の人物ではない分、とても興味深く読めました。
また「ファイヤアーベントの章」で言及される、「あらゆる価値観や認識の違いを認めてこそ自分なりの判断ができるのであって、柔軟でニュートラルな感性を持っていない者に比較検討などできるわけがない。」という考えには大いに頷きました。
先入見にまみれた「専門馬鹿」ほど退屈な人種はないものなぁ。
実証可能な科学礼賛よりも、UFOだって幽霊だって「いるかもよ」って思える方が楽しい♪

私的評価=★★★+

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コメント»

1. 暗ヲ - 2012/07/11

シュレディンガーの猫! 有名ですが、いまだにちんぷんかんぷん!
この著者の湯川薫名義のミステリ小説はいくつか読みました。

Master - 2012/07/12

>暗ヲさん
名前は聞きかじっていても、その実はさっぱりわかりません(苦笑)。
別名でフィクションを書いているのですか?
ご教授ありがとうございます。
ちなみに竹内さなみさんは薫さんの実妹だそうです。

2. フォレ - 2012/07/11

こんばんは~
ひーん><。むずかしいー@@;
でもでも、私も見たこと無いけど
オバケもUFOも居ると思って居ます。

そして、この地球の様な星がこの広い宇宙の
どこかにも存在していると思ってドキドキしてます

Master - 2012/07/12

>フォレさん
入門書とは言え「これくらいは知ってて当然」みたいな記述もあるので、つっかえつっかえ文章を追っている感じでした。
そう、オバケもUFOもいるし、虫の知らせだってあるんです!
SFチックなトンデモ話も大歓迎っすよ♪
We are not alone.

3. しまこ - 2012/07/13

表紙の猫たちについ手が伸びそうです
ところでシュレ猫さんはニャルトルやニャン・テグジュベリのことを
猫語で紹介してるのかにゃ?( ̄m ̄)

Master - 2012/07/13

>しまこさん
シュレ猫は立派に、と言うか小憎らしい口調で日本語を話すんよ。
ニャルトル達がシュレ猫に憑依して、己の考えを猫の口を借りて語る…みたいな設定になってて、取っつきやすくする工夫がされてます。
難解に思うことが何回も(笑)。


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