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棚から1冊~『スケッチ・ブック』 2012/11/23

Posted by Master in From my bookshelf..
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『スケッチ・ブック』
The Sketch Book
ワシントン・アーヴィング 著
吉田甲子太郎 訳
新潮社

アメリカ生まれの著者はヨーロッパの民話や風俗に惹かれ、自らの取材と想像力を駆使して、幻想的な魅力に溢れた作品を描きました。
本書のオリジナル版は1820年に出版され、32篇の小品とエッセイが収められており、そこから13篇を選んで訳出したのが本書です。

『スケッチ・ブック』というタイトルの由来は序文で作者が述べているように、旅人が旅先の印象的な風景をスケッチ・ブックに描き残すように、自分もまたヨーロッパ各地で見聞きした習慣や伝承などを書き残してみた。しかしそれは必ずしも風光明媚な大自然や名所旧跡ではなく、百姓家や名もない廃墟である。
個人的にどうしようもなく惹かれるのはこの部分で、作者が決してへそ曲がりだとか皮肉屋というのではなく、自然とそういう風景に目が行く点に興味をおぼえた次第です。

森の中で出会った奇妙な人々の酒宴に加わり、眠り込んだあと目覚めるとそこは20年後の世界だった…という『リップ・ヴァン・ウィンクル』、首の無い騎士の幽霊が現れるという伝説の谷で、とある男が体験した不思議な出来事を描いた『スリーピー・ホローの伝説』、クリスマスを題材にした掌篇『駅馬車』など、怪奇風味あり、ノスタルジックで心暖まる作品あり、民間伝承あり、短編集とはいえじっくり味わいたい一冊です。

私的評価=★★★★

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コメント»

1. フォレ - 2012/11/24

こんばんは^^
すっごく想像力をかき立てられる作品ですね…
表紙がかっこいいし~
短編いいですね^^

Master - 2012/11/25

>フォレさん
今は「おはようございます」ですよ!

これは面白いです。
古いっちゃあ古いですけど、「もっと読みたい!」という気になります。


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