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棚から1枚~”PLEASE PLEASE ME” 2012/11/27

Posted by Master in Music Book.
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“PLEASE PLEASE ME (2009 Stereo Remaster)” (Parlophone)
The Beatles
01. I Saw Her Standing There
02. Misery
03. Anna (Go To Him)
04. Chains
05. Boys
06. Ask Me Why
07. Please Please Me
08. Love Me Do
09. P.S. I Love You
10. Baby It’s You
11. Do You Want To Know A Secret
12. A Taste Of Honey
13. There’s A Place
14. Twist And Shout

今は消滅してしまった(苦笑)前ブログ”GREETINGS FROM DUCK STREET 2″で、ビートルズのオリジナル・アルバム全15枚+1枚について私的な感想を書き綴ったことがありました。
我ながらよく頑張った!という気持ちですが、それだけに消滅したのが惜しくもあります(たいした内容ではないんだけどね)。
最近オリジナル・アルバムのリマスター盤をまとめて入手したので、今更ながらあらためて各々のアルバムについて想うことを書いてみることにします。
以上、前置き終わり。

1963年にリリースされた、言わずと知れたビートルズのファースト・アルバムです。
“One, Two, Three, Four!!”というポールのカウントで始まる01の疾走感そのままに、ラストの14まで一気に駆け抜けるエネルギッシュな一枚。
オリジナル曲はまだ未熟さが残るものの、ジョン作の06、07はアルバム中のキラー・チューンですね。
前者のドスの効いた”Come on!”、後者の甘えるような”I, I, I, I”、ボーカル・スタイルの使い分けも見事です。
一方のカバー曲は相当にこなれた印象で、メンバーは二十歳そこそこながらビビる気配も無いのはたいしたものだと思います。
ジョンの色気すら感じる03や10、ひとつ間違えばダサダサになりかねないポールの12、最も年下のジョージですら04のゴフィン=キング作品を歌いこなし、リンゴは唯一ながら05ではじけまくってます。
まず第一にこのアルバムの魅力は、その若々しい疾走感・瑞々しさと度胸の据わった一面との同居にあると言えるでしょう。

そして特筆すべきは構成の見事さ。
よく言われることですが、01から05にかけてポール、ジョン、ジョージ、リンゴとリード・シンガーを順回しにして、バンドの全員がリードを取れることをアピールする曲順はプロデューサーの考えあってのことに違いありません。おまけにコーラス・ワークも巧みであることまで「聴かせて」しまっています!
また、トップにポール、ラストにジョンを置くことでツートップにスポットをあて、カバー曲ではない01で幕を開けるところはオリジナル曲に自信があることを表明することにほかならない演出だと思うのです。

ビートルズを聴き始めて30年を越えて久しくなり、初めてこのアルバムを聴いたのがいつ頃だったのか、もう記憶が定かではありません(苦笑)。
しかし今聴いてもなお、彼らが放つキラキラしたロックンロールの魅力は褪せることなく、聴くたびにノック・アウトされてしまいます。

※※※ ※※※ ※※※

前述の通り今回あらためて聴いたのは2009年に発表されたステレオ・リマスター。
1987年に発表されたモノラルの従来版が出荷停止になっているところをみると、この2009年版がリファレンスということになるのでしょうね。
リマスター版は確かに従来版とは異なり、声や楽器の輪郭がクリアになっているうえ、スタジオや音像が組み合わさる世界の「空気感」もが表現されるようになったなという印象です。
なによりもポールのベースがブンブンうなってる!
「安物のオーディオ・システムで違いなんか判るはずはない」などと仰る方がおりますが、音の入り口と出口を同じにして聴き比べれば一目…一聴瞭然、新たな発見があること請け合いです。
ただし個人的な好みを言えば、この”PLEASE PLEASE ME”は従来版のモノラル・ミックスの方が音圧が感じられて好きですね。
数十年ぶりに全体を通して「泣き別れステレオ」が聴けたのと、ジョンの歌詞間違いが聴けたのは「収穫」でしたが(笑)。

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コメント»

1. guitarbird - 2012/12/02

こんばんわ、遅くなりました・・・
Please Please Meについては私は最初に聴いたのがステレオだったので(東芝EMIのLPです)、ジョンが間違っている方がなじみがあって好きで、だから最初のCDがモノーラルだったのはちょっと不満でした。
あくまでも私の感じですが、ステレオは間違ってはいるけれど全体的にジョンのヴォーカルの力感がより強くてロック的だと感じ、一方でモノーラルは全体的にそつなくまとめているけれどあくまでもポップソングという感じがします(繰り返し、あくまでも私の感じでは、です・・・)
しかしそれにしてもこの曲のポールのベースは音もフレーズもすごいですね。
それとおっしゃる通りこのアルバムは構成が見事で、流れをしっかりと考えてあって、その辺が当時は新しいセンスだったのかもしれないと思います。
Chainsは一昨年のキャロル・キングとジェイムス・テイラーのコンサートで歌ってくれたのでその時から私には特別な存在になりました。

Master - 2012/12/03

>guitarbirdさん
この記事を見つけてもらえるのを待っていました(笑)。
自分もこのアルバムを初めて聴いたのはステレオ版LPでした。
なのでステレオ・リマスターを一聴したときには「おお、この分離ステレオ、懐かしい!」と思いました。
ただいかんせん音があまりにもクリアであることと、左右に音像が分かれているためか、エネルギーの「かたまり(塊)感」が希薄に思えてしまうのです。
まぁ、これも自宅のオーディオ・システムと自分の思い入れのせいもあるのでしょうけどね。
次回はもちろん、”WITH THE BEATLES”を採り上げます。


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