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梅佳代展 UMEKAYO 2013/05/22

Posted by Master in Art.
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東京は新宿にある(最寄り駅は初台ですが)東京オペラシティへ行ってきました。
目的はタイトルにある通り、梅佳代さんの作品展を鑑賞するためです。
upload20130521
梅佳代さんは1981年生まれの写真家で、ストリート・スナップや身近な人物・動物などを生き生きと捉えることで高い評価を得ています。
本展はそんな彼女の現在における回顧展的な色合いを持ったコレクションです。

場内は六つのセクションに分かれており、それぞれのテーマに沿った作品が壁面や天井、床までも使って展示されています。
第一のセクションは「シャッターチャンス Part 1」と題され、路上や街中での「えっ」「あっ」「なにこれ」的な瞬間を押さえた、まさに「シャッターチャンス」としか言いようのない作品が並び、思わず吹き出したり「んん?」と見つめてしまったりな作品が並んでいます。
第二のセクションは彼女がまだ専門学校生だった頃に撮影され、後にキヤノン主催のコンテストに入賞した「女子中学生」シリーズ。「おいおい」と言いたくなるアレな写真もあり(しかもそれが巨大に引き伸ばされている)、またティーンエイジャーならではの無遠慮で怖いもの知らずのエネルギーを感じる展示です。
第三のセクションは「能登」。梅佳代さんの故郷でもある石川県能登で撮影された風景や人物。おもしろおかしいスナップばかりかと思っていると、ここで意表を衝かれます。大都会には無い、独特の空気感が表れているように感じました。
第四のセクションは出ました!「じいちゃんさま」。彼女が高校生の頃から撮り続けている祖父母や妹、飼い犬の日常を切り取った写真の数々。ほぼ時系列に並べられており、登場人物たちの成長や加齢、一家の歴史を追ったドキュメンタリーでもあります。笑ってしまう写真も多いのですが、時の流れを感じさせる情景や出来事の記録に感じ入ってしまうこともあり、楽しくも感慨深いセクションであります。
第五のセクションは「男子」ということで、「女子中学生」よりも年齢が下の少年・・・いや、男子と呼ぶほうが自然な感じのガキが(失礼)、おばかなエネルギーをぶちまける作品集。演出感は皆無で、撮影者自身が被写体に好かれているからこそ撮れる瞬間が小気味いいセクションです。
第六、最後のセクションは再び「シャッターチャンス Part 2」。何とも言えないユーモアに満ちた作品が並びます。
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構図だとか色彩だとか、あるいはテクニックや芸術性のような理屈で語られる「良い作品」とは無縁の(いや勿論まったく計算や技巧が無いわけではありません)、誰もが目にしているはずの「何気なく・面白い・愛おしい一瞬」。その瞬間を捉えることができるのは彼女のセンスならではのものでしょう。
「朝起きたときから夜寝るまで、全部がシャッターを押す範囲」と語る彼女は、実際愛機のキヤノンEOSを「標準レンズでPモード」という写真家にあるまじき(笑)撮影スタイルで肌身離さず持ち歩き、ここぞ!という瞬間と被写体に迫っていきます。
好き嫌いは人それぞれだけれども、感じたままにシャッターを押し続ける梅佳代さんの作品は、自分にとってとてもインパクトのあるものでした。
写真に興味がある方はもちろん、人やコミュニケーションのとり方なんてものに関心のある方にもおススメしたくなる展覧会と言えます。

『梅佳代展 UMEKAYO』は東京オペラシティ・アートギャラリーにて6月23日まで開催中。
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コメント»

1. フォレ - 2013/05/22

こんばんは^^
ポスターの写真からしてもう引き込まれそうです!
シャッターチャンス、って本当に一瞬なんですよね
そのちゃんすが何度も訪れる星の下にお生まれなのですなぁ~
お若いんですね、なんかちょっと写真展…行きたくなったすよぉー
6月23日までか~うーん☆

Master - 2013/05/23

>フォレさん
「へたうま」とか「味写」というのとも違う、おいしい写真なんですよね~。
梅さんによると、シャッターチャンスは必ずしも一瞬ではなく、時間にして1分間くらいはあるものだとか。
要は「その時にカメラを持っていたか否か」ってことなんだと思います。

あと1ヵ月あります!
ぜひ上京して観てください。
ちなみに一般入場料は1,000円ですが、閉館1時間前からは半額になります☆

2. ひま♪ - 2013/05/23

イイですね♪

巨大に引き伸ばされた“アレ”に引き込まれましたよ♪

(笑)

アレだけにレアなんでしょ〜

Master - 2013/05/23

>ひまちゃん
ひまちゃんもキヤノンのEOS持ってたっけ?
って言うか、こういう写真は機材云々じゃなく、常にシャッターチャンスに備えてスタンバってることが肝心なんだろうね。
だからカメラは肌身離さず、とっさの場合でもそれなりに撮れるようにPモードにしていると思うんだ。

「アレ」はねぇ~・・・・・・女子中学生のパンモロがどぉーんと(笑)。
あと、その年頃ならではの性的な興味というか何というか・・・。
ねえ、ほら、ひまちゃんにもあったでしょ?
そういう年頃がっ♪

3. ayappesce - 2013/05/26

体調さえ良ければ、行きたい。

Master - 2013/05/27

>ayaさん
あと一ヶ月弱は開催されてますから、ぜひ足を運んでみてください。
新宿駅からだとちょっと歩きますが。


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