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棚から1枚~”WINGS OVER AMERICA” 2013/06/07

Posted by Master in Music Book.
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“WINGS OVER AMERICA”
Paul McCartney and Wings
(Hear Music)
Disc 1
01 Venus And Mars/Rock Show/Jet
02 Let Me Roll It
03 Spirits Of Ancient Egypt
04 Medicine Jar
05 Maybe I’m Amazed
06 Call Me Back Again
07 Lady Madonna
08 The Long And Winding Road
09 Live And Let Die
10 Picasso’s Last Words
11 Richard Cory
12 Bluebird
13 I’ve Just Seen A Face
14 Blackbird
15 Yesterday
Disc 2
01 You Gave Me The Answer
02 Magneto And Titanium Man
03 Go Now
04 My Love
05 Listen To What The Man Said
06 Let ‘Em In
07 Time To Hide
08 Silly Love Songs
09 Beware My Love
10 Letting Go
11 Band On The Run
12 Hi Hi Hi
13 Soily

実を言えば、このアルバムを採り挙げるのはもう少し先にするつもりでした。
しかしアメリカからのエアメールで届いているのを見つけたら矢も盾もたまらず聴きたくなり、翌日も仕事だというのに深夜に試聴してしまいました。

レコードならば針を落としてというところですが、ディスクをセットしてプレイバックを押したらもう、ディスク2枚をノンストップでラストまで、至福の2時間を堪能しました。
何と言ってもこのオープニング01のメドレーは完璧。
期待、煽り、ドライブ感、これ以上にワクワク感に満ちたライブの幕開けを他に知りません。
ウィングスの面々のリード・ヴォーカル曲03、04を挟みながら、バンドの力量が問われるブルージーなグルーヴを持つナンバー05、06、ビートルズ2連発、一転してのド派手な09で締められる序盤。
中盤はアコースティック・セットになり、意外なカバー11も聴きものながら、ポール、デニー、ジミーの息の合ったギターに彩られた13が素晴らしいです。

ディスク2はカラッと明るい曲で幕をあけ、03、04とキラー・バラードの後はヒット曲05、06、08を交えつつ、オーラスに向けて時にヘビーに、時に軽やかに、ここに至っても揺るがぬドライブ感が頼もしく、ウィングスというバンドの存在感を見せつけてくれます。
特に08以降の流れは文句なしで、途中で聴くのを止めるなどは愚行としか思えず(笑)、時刻は深夜2時になろうというのにすっかり夢中になっていました。

ウィングス分解後から現在まで、ポールは精力的にライブをこなしていますが、1990年代以降はウィングス時代ほどのワイルドさやヘビーさは薄れて、ともすればコンパクトにまとまってしまっている印象を受けます。
また、ビートルズの亡霊から逃れようとしていたウィングスによるビートルズ・ナンバーと、ビートルズの呪縛からの開き直りとも取れるあっけらかんとした、その後のバンド(例えばランピー・トラウザーズ)によるビートルズ・ナンバーを聴き比べた場合の印象の違いにも、あらためて気付かされるアルバムでもあります。
必ずウケるとわかっている往年のヒット曲を自信満々に演奏することも否定はしませんが、恐らく迷いと冒険心と共に選曲し、セットリストに加えたであろう5曲のビートルズ・ナンバーは、近年のライブで聴けるそれよりも遥かにエキサイティングです。

ビートルズ亡き後、他の三人に水をあけられていたポールが、自らメンバーを募り、スクラップ&ビルトを繰り返して羽ばたき続けたウィングスも、最後は緊急不時着気味と言うか、華麗なランディングとは言えませんでした。
むしろ空中分解とでも言うべき呆気なさ…。
しかしおよそ10年弱という短い活動期間の中で、ポールとウィングスは素晴らしい楽曲とライブをファンに残してくれました。
“WINGS OVER AMERICA”はその素晴らしい楽曲とライブを同時に味わえる、彼らのディスコグラフィーの中で最良のアイテムだと思います。
なお、このリマスター版は、今は亡きバンド・メンバーのジミー・マカロックとリンダ・マッカートニーに捧げられています。

私的評価=★★★★★

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コメント»

1. 暗ヲ - 2013/06/07

わたしが初めて買った洋楽シングルレコードはたぶんマッカートニー&ウィングスの007死ぬのはやつらだ(一枚目の9曲目)でした。

Master - 2013/06/07

>暗ヲさん
おお、そのシングル盤は自分も持っているであります!
いかにもアクション映画っぽい、テンポチェンジが目まぐるしい曲ですね~♪

2. guitarbird - 2013/06/07

こんばんわ
今から見るとポールのビートルズ解散後のアルバムの中の曲(シングルヒットしたりベスト盤に入っていないような曲)は、ファン以外にはあまり振り返られることがないように思いますが、これが出たことでそういう曲にももっと光が当たってほしいと思いました。
ちなみに私は、これを買った派生でGo Nowが入っているムーディ・ブルースのアルバムを買ったところかなり気に入りました(笑)。

Master - 2013/06/09

>guitarbirdさん
ごもっとも!
“Maybe I’m Amazed”とか”Bluebird”、”Beware My Love”なんて本当にいい曲だと思うし、”Go Now”も名曲だと思います。
そしてこのアルバムを聴くと各メンバーの演奏力の高さに驚かされます(ポールの人選だけありますね)。

3. guitarbird - 2013/06/07

すいません、()内がおかしいですが、(シングルヒットしたような曲やベスト盤に入っているような曲ではない曲)は、が言いたいことでした・・・

4. フォレ - 2013/06/08

こんばんは^^
海外からお取り寄せしたんですか~!??
そりゃ~いてもたっても居られませんねー^^
私も今、amazonに1枚発注中なんです♪
至極の2時間…お疲れ様でございましたー☆
すみません、全く無知なので…こちらロックな作品なのでしょか?
ドライブ感とか…カッコイイー!私もグルーヴ感味わいたいので
amazonさん、頑張ってーー!
すみません、横やりですが
あだくし、007シリーズの中で『死ぬのは奴らだ』が一番好きです!
ジェーンシーモアさんラヴ☆

Master - 2013/06/09

>フォレさん
Amazonを通じての海外オーダーですが。
これはもうゴキゲンなロックですよ♪
ロジャー・ムーアのボンドはなんとなくユーモラスでいいですよね。
バーボン好きだし☆


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