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『ターナー展』 2013/12/12

Posted by Master in Art.
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気がつけば12月も半ば近く、下書きのまま放っておいた記事をあげておかねば。
というわけで先月『ターナー展』を鑑賞しに訪れた上野公園。
都美は久しぶりです。
upload20131106_3

ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーは18世紀から19世紀にかけて創作活動を行ったイギリスの画家です。
当時のヨーロッパを席巻したロマン主義の代表的な表現者として、また後の印象派の先取りをした画家として、強く印象に残る作品を多数残しています。
本展はターナーの回顧展としてはかなり大掛かりなもので、かねてから彼の作品に触れてみたいと思っていた自分にとっては好都合な催しでした。

個人的には活動初期のかなり写実的な風景画はあまり興味はなく、中期~後期の抽象的な要素の入り混じった、光と空気のエネルギーそのものを写し取ったかのような作品が好きです。
ターナーにとって作風の転機となったのは40歳を過ぎて訪れたイタリア旅行と言われていますが、今回のキュレーションを観るとそのことがよくわかります。
全10章からなるセクションのうち、2章がイタリア関連の作品でまとめられており、『ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って回廊装飾のための絵を準備するラファエロ』という長いタイトルに相応しい大作にして代表作、失明したレグルス将軍が見たであろう眩しい光景を描いた『レグルス』、好んで描いたヴェネツィア風景の中でも光溢れる色彩が素晴らしい『嘆きの橋』など、ここだけでも来た甲斐があったと思いました。
『レグルス』
Turner-Regulus
『嘆きの橋』
Turner4

その他に心に残ったのは・・・
質感と迫力に圧倒される『グリゾン州の雪崩』
Turner2

これは実物を観られて幸せだった『平和-水葬』
Turner3

今回はターナーの作品を多く所蔵するテート美術館の協力ということで、かなり充実したボリューム展示になっています。
欲を言えば『奴隷船』や『雨、蒸気、スピード』なども同時に観たかったなぁ。
しかしそれでも十二分に満足できた展覧会であったことは間違いなく、今年鑑賞した美術展の中でも五指に入る展覧会でありました。

上野公園の紅葉。
upload20131106

upload20131106_2

『ターナー展』は東京・上野の東京都美術館にて2013年12月18日まで開催中(年明けには神戸へと巡回します)。
upload20131106_4

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コメント»

1. フォレ - 2013/12/14

こんにちターナー!!
お、ついにいかれましたか、ターナー展
というか、私はターナーさんのお名前も知りませんでしたが
知り合いが数名、鑑賞してきた様です!
今年の最後に良い絵画展に行かれて良かったですね^^
混んでました??
なんか、輪郭がはっきりしない感じの絵ですね
(いや、けなしてる訳では無いんですよ!!!)

Master - 2013/12/15

>フォレさん
実はこの展覧会に行ったのは、もうひと月以上も前なのです。
なので、スヌーピー展やポール・マッカートニーの記事と順番が前後してしまいました!

何度も言っていますが、やはり絵は実物を見てナンボです。
これは本当に行ってよかったと思いました。
ちなみにさほど混んではいませんでしたよ。
美術展や博物展の多くは会期末になると混みますね!


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